『噛ミング30(カミングサンマル)』で健康になろう!
みなさん、こんにちは。
厚別ウエスト歯科です。
暑い毎日が続いていますね。
8月が終わろうとしているのに、この暑さは正直辛いです。
日中だけではなく夜も暑い日が続いていますが、睡眠取れていますでしょうか。
エアコンや扇風機などをうまくつかい快適な温度にしたり、
氷枕や冷感寝具などを使い、睡眠不足にならないようにしましょう。
もう少しこの暑さは続きそうなので、脱水症状に気を付け元気に乗り切りたいですね。
さて、皆さんは食事をされるときに何回噛んでいますか?
小さいころから親御さんや周りの方から、「30回噛みなさい」と言われた方が多いのではないでしょうか。
厚生労働省では、健康づくりや食育の視点から、一口30回以上噛んで食べることを目標とした
『噛ミング30(カミングサンマル)』運動を提唱しています。
よく噛むことには様々な効用があります。
よく噛むことは子供だけではなく、大人にもたくさんのメリットがあります。
【よく噛むことのメリット】
■認知症のリスクが下がる
アルツハイマー型認知症の原因となる『アミロイドベータ』という物質は、
噛むことで増加を抑えられることがわかっています。
つまり、噛むことは認知症の予防になるということです。
さらによく噛むことで脳が刺激を受けると、反射神経が鋭くなり、
記憶力・認識力・判断力・集中力がアップすることもわかっています。
■ダイエットに効果的
よく噛むことで満腹中枢が刺激され、たくさん食べなくても満腹感を感じることができます。
さらに「食べる」という行為そのものが、実はエネルギーを消費しており、
よく噛んで食べるとその消費量が上がります。
つまりよく噛んで食べれば食事量が減って、エネルギーも消費されるため
ダイエットにつながる、というわけです。
■むし歯・歯周病・口臭予防
よく噛むと『唾液』がたくさん分泌されます。
唾液は単なる水分ではなく、むし歯や歯周病、あるいは口臭の原因となる細菌も洗い流し、殺菌する作用もあります。
しかも酸で溶けた歯を修復してくれたり、免疫力がアップするなど、健康にとって欠かせない存在です。
噛む回数を増やすには意識することも大切ですが、料理をするときに食材を大きめに切るなど工夫をしましょう。
特に夏は食欲がなくなり、のど越しがよい麺類ややわらかいものを食べることが多いのではないでしょうか。
また歯が痛いなどお口に症状がある場合も、同じくやわらかいものを好まれると思います。
やわらかいものは噛む回数が減ってしまいますので、しっかりと噛んで食事ができるよう
体調面や口腔内を健康に保つことが大切です。
歯が痛い、しみるなど、今しっかりと噛めない方は、すぐに受診をお願いします。
『噛ミング30』を意識し、お口の中も体全体も健康に過ごしていきたいですね。