【お悩み・用途に合わせて選ぼう】歯みがき粉の配合成分に注目!

こんにちは。厚別ウエスト歯科です。
 
突然ですが、毎日使用する歯みがき粉、なんとなく選んでいませんか?
 
シャンプーを選ぶときは、
「パサつきを抑えしっとりまとまる」「ベタつきをなくしてサラサラな指どおり」など
髪の毛や頭皮の状態に合わせて効果に着目したり、洗濯洗剤を選ぶときは
「抗菌」「漂白」「おしゃれ着用」など用途に合わせて数種類を用意しますよね。
シャンプーや洗剤のように、歯みがき粉もお悩みや用途に合わせて選ぶことをオススメします!


今回は、歯みがき粉に配合されている様々な成分の中でオススメの成分をご紹介します。
 
◾️フッ素(フッ化ナトリウム)
フッ素は歯を強化してくれる成分です。酸によって溶けてしまったエナメル質の修復を促進したり、
むし歯の原因菌の働きを弱め、酸が作られるのを抑えます。また、歯の質を強化してくれる作用も
ありますので、歯みがき粉でフッ素を継続的に補うことでむし歯予防になります。
 
◾️I P M P(イソプロピルメチルフェノール)、C P C(塩化セチルピリジウム)
この2つは殺菌作用のある成分です。特にI P M Pはバイオフィルム(細菌の塊)を
破壊・殺菌してくれます。歯周病や口臭が気になるときにオススメです。
 
◾️トラネキサム酸、β-グリチルレチン酸
抗炎症作用がある成分です。歯肉の炎症や出血を抑えてくれる効果があります。
 
◾️V E(ビタミンE)
歯肉の防御力を高めてくれます。歯周細胞を活性化させ、歯茎の組織を修復し強化します。
歯周病・歯肉炎を予防したい方にオススメです。
 
◾️硝酸カリウム、乳酸アルミニウム
しみる症状や知覚過敏にお悩みのときは、この2つの成分がオススメです。
硝酸カリウムは、歯の神経を鎮めることでブラッシング時の痛みを素早く抑えます。
乳酸アルミニウムは、神経への刺激伝達をブロックし、飲食時の痛みまで持続的にケアします。
 
◾️ピロリン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム
ステイン(着色汚れ)と歯の間に入り込み、ステインを浮き上がらせます。
コーヒーや赤ワインが好きな方や歯を白くしたい方にオススメです。


いかがでしょうか。気になる成分はありましたか?
 
例えば、
朝はむし歯予防のためにフッ素がたくさん配合された歯みがき粉を使用し、
夜は寝ているときに細菌が増えやすいことから、殺菌作用の高いI P M Pが配合された歯みがき粉を使用、
また、着色が気になってきたらピロリン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウムが配合されたものを
使用するなど、歯の状態や求める効果に応じて数種類の歯みがき粉を使い分けるのも良いでしょう。

ただし、歯みがき粉選びで注意したい点は、泡立ちが良いからといって必ずしもしっかりと
磨けているとは限らないということです。市販されている歯みがき粉は泡立ちが良いものが多く、
泡に包まれてスッキリしてしまうため磨き残しが多くなる傾向があります。
 
たくさんある歯みがき粉の中から自分に合うものを探すのは大変ですが、
お気に入りのものが見つかると、日々の歯みがきも楽しくなります。
当院でも、各成分がしっかり配合されたオススメの歯みがき粉をご紹介できますので、
お気軽にご相談ください!

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