お子さんの歯が生え変わる時期に気をつけたいこと
みなさん、こんにちは。
厚別ウエスト歯科です。
9月に入ったころは、まだまだ暑さが続くの?と思いましたが、
だいぶ涼しくなり過ごしやすくなってきましたね。
夏バテで疲れていた方も、睡眠がとれるようになったり、食欲が出てきたりと、少しずつ回復されていますか。
これからは気温が下がっていきますので、できるだけ温かい食べ物を摂るようにし、
内臓を冷やさないように過ごしてくださいね。
さて、今回はお子さんの歯についてお話します。
乳歯は生後6ヶ月ごろから、前歯から順に生え始めます。
赤ちゃんによって歯が生える順番は随分と差がありますので、
順番が前後したり時期が多少前後しても、気になさることはありません。
乳歯は2~3歳のころに20本の歯が生えそろいます。
その後5~6歳ころから永久歯への生え変わりが始まります。
子どもの虫歯は大人のむし歯に比べ進行が早く、痛みも少ないために半年ほどで神経の近くまで進んでしまいます。
乳歯は歯の表面にあるエナメル質が大人の半分しかないため、むし歯の進行が早くなってしまいます。
乳歯のむし歯は、永久歯に影響を及ぼすことがあります。
乳歯がむし歯になるということは、お口の中にすでにむし歯菌が増殖しているということなので、
永久歯がむし歯になるリスクが高くなります。
また永久歯が形成不全を起こしたり、歯並びが悪くなってしまうことがあります。
歯みがきを嫌がるお子さんが多いかと思いますが、少しでも楽しめるような工夫をしたりして、
お子さんのお口の健康を保つようにしましょう。
もちろん周りの大人の方からの口移しやキスは厳禁です。
では、歯が生え変わる時期に気をつけるべきことはどんなことでしょうか。
【よく噛んで食べる】
歯並びに大きな影響を及ぼすのが顎の発達で、それに必要なのが噛む力です。
しっかりと噛んで食べられるような食事を考えましょう。
歯ごたえのある野菜をスティック状にして食べさせてあげるといいでしょう。
【乳歯が綺麗に抜けたかをチェック】
乳歯が折れてしまったり、歯肉のままに残ったままでも、
永久歯が生えてくると自然に押し出されるのですが、稀にその乳歯が化膿してしまう場合もあります。
そのため、乳歯が抜けたあとの様子はしっかりチェックしておき、
永久歯が生えてきたときに、問題が発生していないかも確認しましょう。
【生えたての永久歯をしっかりケア】
永久歯が生えたての頃は大人の歯よりも酸に弱いので、どうしても虫歯になりやすいのです。
また、完全に永久歯が出てきていない生え変わりの時には、歯肉炎が起こる場合もあります。
永久歯と歯肉の間に食べかすが詰まらないように注意しながら、
歯ブラシやデンタルフロスを使ってしっかりと汚れを取り除いてあげましょう。
生えてから最初の2年は徹底的にケアする必要があります。
歯みがきなどお困りのことがあれば、ぜひご相談ください。
一緒にお子さんのお口の健康を守っていきましょう。