みなさん、こんにちは。

厚別ウエスト歯科です。

みなさんは、災害時の備えはされていますか？

停電や断水などに備えた準備はされている方が多いかと思いますが、お口のケアグッズは準備されていますか？

非常時には色々なことへの対応で、お口のことは後回しにしがちになります。

しかしながら、お口の中を清潔に保つことは、非常時だからこそとても大切です。

もしお口を清潔に保つことができず細菌が繁殖してしまうと、

様々な感染症や誤嚥性肺炎といった、全身に関わる大きなトラブルを招く危険もあります。

そのようなことがないためにも、最低限以下を防災グッズに加えてください。

【準備をしておくとよいもの】

・歯ブラシ

・洗口液

・ウェットティッシュ

・ティッシュペーパー

その他にも、歯間ブラシやデンタルフロス、キシリトールガムなども準備しておくと役立ちます。

また入れ歯を使用されている方は、入れ歯ケースや洗浄剤も忘れないようにしましょう。

では災害時にはどのようにお口のケアをすればよいか、お伝えします。

■歯ブラシがない場合

うがいをするだけでも、洗浄・殺菌効果があります。

少量の水やお茶を使い、一気にお口に水を含まずに２～３回に分けてしっかりとブクブクうがいをしましょう。

■歯ブラシはあっても水が少ない場合

少量の水をコップに用意し、その水で歯ブラシを濡らしてから歯みがきをします。

歯ブラシが汚れてきたらウェットティッシュやティッシュペーパーなどで汚れを拭きとり、また磨きます。

これを繰り返し最後にお水でブクブクうがいをします。

■水も歯ブラシもない場合

ウェットティッシュやティッシュペーパーで歯をぬぐい、汚れをふき取ります。

歯ブラシで磨くよりも効果は少ないですが、やらないよりやった方がよいです。

■入れ歯の方

入れ歯を何日もお口の中に入れっぱなしの状態で過ごしていると、細菌が増殖します。

また入れ歯が破損した場合、そのまま使用すると口腔粘膜を痛める原因になります。

逆に入れ歯を入れずにいると、歯茎が痩せてしまい入れ歯が合わなくなって使えなくなってしまうことがあります。

入れ歯ケースと洗浄剤は必ず忘れないように入れておいてください。

備えをしっかりとし、できる範囲での口腔ケアをお願いします。

また災害時には強いストレスや、食事・水分摂取が少なくなることで、唾液の分泌が減ってしまいがちです。

唾液にはお口の汚れを洗い流す働きがあります。

マッサージをしたり、ガムなどで唾液の分泌を促すよう意識してみてください。

もちろん災害やもしものことがないことが一番ですが、

起きた時にすぐに対応できるよう備えをし、今回お伝えした口腔ケアを頭の片隅に入れておいてくださいね。