寒い時期は食いしばりに注意!

みなさん、こんにちは。

厚別ウエスト歯科です。

 

今年も残すところあとわずかになりました。

大掃除や年始の準備など、忙しなく過ごされているのではないでしょうか、

この時期は食事が疎かになったり、睡眠不足になったりと体調を崩す方が多いと言われています。

バランスの良い食事と休息を心がけ、元気に新年をお迎えくださいね。

 

当院は12月30日~1月3日まで、年末年始のお休みをいただきます。

1月4日より通常通り診療しますので、2024年もよろしくお願いいたします。

 

さて、みなさんは朝すっきり起きられていますか?

寒い時期は、朝温かい布団から出るのが辛いですよね。

寒いとどうしても体が強張って身震いしたり、ぐっと歯を食いしばってしまうことがあると思います。

今回は『食いしばり』についてお話します。

 

 

『食いしばり』自体は日常生活を送る上で、実は無意識のうちに行っている行動です。

寒い時期以外にも、寝ている時や重たい荷物を持つとき、お料理やスポーツ観戦など、

何かに集中している時にも食いしばってしまうことがよくあります。

 

ではそんな無意識の行動が、口腔内やお口周りにどういった影響を及ぼしていくのでしょうか?

食いしばりというのは、単に上下の歯が咬み合っているわけではありません。

実はこの時に歯にかかる負担は、日常でお食事をしている時の3倍以上の力(100kg以上)がかかると言われています。

こんなに大きな力がかかると、もちろん歯自体への負担は大きいですし、

歯を支えている歯茎、顎の骨、さらにはお口周りの筋肉にも影響が出てきます。

 

【食いしばりが与える影響】

・歯が削れ、欠損、亀裂、破折

・歯のぐらぐら

・歯周病の悪化

・歯の亀裂から知覚過敏

・顎関節症

・肩こり

 

食いしばりが原因でこういった症状、痛みを伴ってしまうことが多いです。

気になる方は、夜寝ている時などに装着するマウスピースを使って、

物理的に歯にかかる負担を軽減させることをお薦めしています。

 

他にも

・ガムを噛むようにする

・ストレッチで肩や首周りの筋肉をほぐす

・口周りをマッサージする

などの予防方法もあります。

 

普段お家にいらっしゃる方は、ふとした時に意識できるように

家の中でよく目につくところに

「食いしばり!」

などわかりやすい文を書いた付箋や貼り紙を貼って、潜在的に意識を働きかけるのも手段の一つです。

できるだけリラックスを心がけてみましょう。

 

 

食いしばりで負担がかかった歯が割れたりしてしまうと、抜歯が必要となり大きな治療となってしまう可能性もあります。

できるだけ今ある歯を長く大切に守っていただくためにも、ぜひ意識してみてくださいね。

 

食いしばり以外にも何か気になることがあれば、お気軽にご相談ください。

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