歯は人生の大切なパートナー

みなさん、こんにちは。

厚別ウエスト歯科です。

 

木々が色づきもそろそろ終わりを迎えてきましたね。

北海道大学のイチョウ並木も見ごろを迎えています。

この季節ならではの色どりを楽しみ、季節を感じたいと思います。

 

さて、皆さんのお口には今何本の歯がありますか?

永久歯の数は全部で28本、親知らずを含めると32本あります。

「1本くらい歯がなくなっても大丈夫」と考えてしまうかもしれませんが、

それは大きな間違いです。

 

普段私たちが食事や会話を楽しめるのは、健康な歯と口があってこそです。

歯は「食べる」だけではなく、「話す」や「笑う」などといった

日常生活に大切な機能を持っています。

なので1本でも歯を失えば、口内環境は大きく変化してしまいます。

 

「他の歯でも噛めるから」や「見えない場所だから」と

お口のトラブルをそのまま放置していると、全身の健康にも影響が出てしまいます。 

今回は「大切な歯を失った時に起こる影響」についてお話します。

 

 

歯は本来隙間なく並ぶことでバランスを保っているため、

1本でも歯を失うと、隣り合う歯が傾いてきたり、噛み合う歯が浮いてきたりして、

『歯並び』や『かみ合わせ』が悪くなってしまいます。

その結果、『顎関節症(がくかんせつしょう)』を引き起こす可能性もあります。

また残っている歯に余計な負担がかかるため、ほかの歯の寿命を縮めることにもなりかねません。

 

歯の重要な役割といえば食べ物を『噛む、砕く』ことですが、

歯を1本でも失うと噛む力が低下し、いずれ全身の健康に影響が及びます。

そのひとつは、胃腸への影響です。

 

食べ物をよく噛んで食べると、唾液がたくさん分泌されます。

この『唾液』に含まれる消化酵素には、消化を助ける働きがあり、胃腸への負担を和らげてくれます。

 

しかし噛む力が低下して、十分に噛まずに食べ物を飲み込むようになると、

唾液の分泌が減って胃腸に負担がかかってしまいます。

 

 

また『噛む』ことは、脳の働きにも影響を与えます。

よく噛むと脳の働きが活発になりますが、反対に噛む回数が減ると脳への刺激も減少します。

 

歯の数が少なく治療を行っていない人は、20本以上歯が残っている人に比べ

認知症発症リスクが最大で1.9倍になるという研究結果もあります。

 

歯を失って食べ物が噛みにくくなると、左右どちらかの歯で噛むようになり、

顔がゆがんでしまう恐れがあります。

しかも前歯がなくなると歯の隙間から息が漏れ、正しい発音も難しくなります。

人に会うことや、会話も楽しめなくなってしまいます。

 

歯を失ってしまった場合は、

・入れ歯

・ブリッジ

・インプラント

で補うことが可能です。

失った歯を放置せずに早めの治療をお勧めします。

ご自身の歯より噛む力は劣ってしまいますので、ご自身の歯を大切にしましょう。

 

日々の歯みがきはもちろん、定期的に歯科医院でクリーニングを受けることで、お口の健康を保つことができます。

最近歯科医院を受診していない方は、ぜひ受診をお願いします。

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